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2016/03/07

”子供を寝かしつける本”の検証


「You should go to BED!! もう寝なさい!」

毎日毎日、夜9時あたりから言う私のセリフ。

小さい頃から昼寝もろくにせず、子供にしては遅くまで起きている娘。オンとオフの中間がなく、寝るまではずっと動き回っている。

・学校が始まれば少しは疲れて早く寝てくれるかも。
・学校の後に公園で遊んだら疲れて早く寝てくれるかも。

いつも私の期待ははずれっ。早寝なんかしてくれない。

挙句の果てには3時間も公園で遊ぶ娘。それでも娘はいつも通り夜の9時半まで起きている。

私の方がグッタリだ。「勘弁してくれよぉ〜 (TдT)  たのむよ〜」と半ベソ状態の私。



そんな時、私の両親が日本から数冊の絵本を送ってくれた。


そのうちの一冊が「おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本」。


おやすみ、ロジャー
絵本じゃないよ。


睡眠を促す本で、これが娘には効果があり、本が読み終わる頃にはすやすやと寝ている。

おや?この効果は本物か?( ゚д゚)ハッ!

2日目、3日目も試してみる。やはり娘は寝てしまう

別の絵本を読んだ時は、話の内容に目がパッチリ見開いて「次の本!」と言い出すのに、この本だと寝ている。

この本には絵が少し描かれてはいるが、基本的に「読み聞かせ」の本なので、子供には絵は見せずに読む。

本のはじめに「読み方」が書いてある。私は娘が横になっているそばで抑揚をつけながら読んであげる、リラックスさせるように意識しながら。



ついでに、カナダ人夫も読み聞かせをしてみた。

  • 日本語版:スムーズな「読み聞かせ」ではないが、娘は寝てしまった。

  • 英語版:暗闇の中、スマホで絵を見せながら読んでいたのだが(つまり電子書籍)…この時点でダメだよね。寝る前のスマホの光は眠りにくくなってしまうし。娘はあれこれと絵に興味を持って質問をし出す始末…。

この目がパッチリ開いた娘…どうしてくれるのさ、、、


個人的な見解

➀完全に寝かせるためだけの本
ロジャーというウサギがとにかく眠りたい、という内容なので、特に起承転結があるような、子供の感性に働きかけるようなストーリー性のある本とは違う。別の種類の本だということを理解すること。
”ロジャーも眠くなって、きみも眠くなってくる”と、体の力を抜いてリラックスさせる言葉を散りばめながら、眠らせる本。


➁日本語の言い回しの不自然さもあり、「翻訳下手なのか?」とはじめは思った。しかし、この表現はリラクゼーションを促して睡眠を促すためである事を理解して読んだ。


➂催眠術のように言葉を繰り返すところが「しつこい」と思ったら、言葉を削って読まない事もある。それでも娘は寝る。大体の流れとこの本の眠らせるというスタンスを掴んでいれば、物語を自分流に読んでも寝る。


➃5歳の娘には効果があったが、これが1、2歳だったら娘は日本語の理解が出来ず効果はなかったと思う。笑


➄忙しい日々の中、たまに子供が興奮して眠れない時には、心をリラックスさせて眠らせてあげるため、10分ちょっとの時間ロジャーの本に頼ることは問題ないと思う。そうでない時は子供が好きな絵本をたくさん読んであげる方が良い。


⦿完全な個人的意見だが、➀~➄の意見を持つ私がマイナスのレビューを読むと、ポイントが物凄くズレているように感じる。当然、賛否両論で良いのだが、この本のスタンスを分かってないレビューは多い。


💮 私は娘がなかなか寝つかない時にだけ、この本を読み聞かせている。気持ちを落ち着かせる効果がこの本にはある。

普段はストーリー性のあるお話の絵本を一緒に読むようにしている。英語でも日本語でも。最近はロジャーの力を借りなくても、スッと一人で眠ってくれる娘。でも、もう少し早く寝て欲しいなぁ。。。




Thank you for reading my blog!
Have a great day. :)


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(参考:飛鳥新社のHPより)

◎眠くなる心理学的な仕掛けが満載

眠りたくても眠れないうさぎのロジャーが、だれでも眠らせてくれる「あくびおじさん」のもとを訪ねる。このシンプルなストーリーのなかに、 眠くなる心理学的な仕掛けが満載。「もっともっと」「ゆっくりゆっくり」など、眠りたい気持ちになる言葉が効果的に繰り返されます。
また、途中で登場する「ウトウトフクロウ」が、教えてくれる体の力を抜くメソッドは、 「自律訓練法」と呼ばれ、医療の現場でも使われている方法です。 このユニークさに、最初に刊行されたスウェーデンでは、本というより、ノーベル賞ものの「発明」 という賞賛の声も寄せられています。



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